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理事長あいさつ

 
 本法人の会員になろうとする者は、すべて何らかの形で自然環境を学び、学ぼうとしております。
 その内の多くは、保全、創出に係る調査研究、計画、設計、実施を職務として担ってきましたが、
昨今の森林の荒廃や、自然の成り立ちに対する理解を欠くことも多い緑地の造成をみて、微力なが
らも、その専門的知識、技術を自然環境の保全と再生に役立てたいと考えました。
   自然環境に関する基礎的な調査研究については、生態学、分類学などの研究者が、計画、設計に
ついては多くの実績をもつ専門家や研究者が、実施については、緑地行政、苗木生産に携わる樹木医
や造園家としての専門性の高い技能者などが中心となり、これに地域自然環境の保全・育成に関心を
もつ一般の人々や専門家を目指して修練を積もうとする若い人々が加わって互いに学び合いながら、
ボランティアとしての地道な社会的貢献を果たしたいと考えております。        村田 源
 

■理事長 村田 源 先生 略歴
 1927年、京都生まれ。京都師範学校卒業後、京都大学助手、講師を歴任。
植物採集家として知られており、わが国を中心に世界中の植物標本採集とその整理に当たった。
その成果は、原色日本植物図鑑(全5巻、保育社)にまとめられ、今なお植物界では最高の権威をもつ図鑑として知られ、多くの研究者により活用されている。この結果、全国の研究者から、植物学名の同定依頼がさ殺到し、京都大学退官後の現在もその依頼は絶えない。
 また、植物の学名同定に奔走されるばかりでなく、日本の植物相の由来や植物の立地環境について研究も数多く、自然保護の分野で現在の活躍中である。